Last-modified: 2007-10-01 (月) 11:28:39 (2061d)

遠隔共同学習を支援する学習机AgoraDesk

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 広帯域ネットワークの発達により,インターネットを通じて,音声や映像のやり取りが気軽に行なえるようになってきました. たとえば,遠く離れた友達と旅行の話し合いをする場合,お互いのPCにUSBカメラを接続すれば,相手の顔を見ながら簡易なビデオ会議が行なえるでしょう.

 しかしながら,こうした簡易なシステムでは,縮小されてディスプレイに表示された相手の顔しか観察できず,臨場感に欠けてしまいます. また,手元にある書類や地図を相手に見せることが困難であり,身振りや手振りなどのジェスチャも伝わりにくい,という問題があります.

 我々は,話し合いの場では,お互いに持ち寄せた本や資料を覗き合い,指摘し合うことで,会話がスムーズに進んでいくものと考え,これに基づいたシステム構築を行なっています.

 なお,このシステムは,家庭での実用化を目指し,友達や家庭教師の先生との共同学習に必要な機能を搭載するとともに,部屋の一角に収まるようなコンパクトなシステムを目標としてます.

 また、このような共同学習の準備段階の支援の研究も行っています。ここでいう準備段階とは、共同学習を開始するためにコミュニケーションの開始を支援する段階を指します。例えば遠隔地のどの人が机に向かっていて、コミュニケーション可能な状態なのか、あるいはいつごろならば可能な状態になるのかということを理解し、スムーズなコミュニケーションを支援するシステムの開発を目的としています。

概要

学習机システムの構成

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遠隔共同学習机AgoraDeskは,以下の図のように一般家庭用の学習机をベースに構成されています. 学習机の正面には,大画面液晶テレビが設置され,その中央には,超小型カメラが設置されています.これによって等身大の相手と目線を合わせつつ,身振り手振りを使いながら会話ができます.

 学習机の上には,本研究室で開発を行なっている,書画カメラシステムが搭載されています.これによって自分の手元の本や書類,地図を,相手と共有しながら話し合いを行なうことができます.この書画システムについては,次節で述べます.

書画カメラシステムの構成

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書画カメラシステムは,書類や地図を置く台座となる書画領域,その上方に設置されたカメラと小型プロジェクタによって構成されています. このカメラから取られた書類の映像を,遠隔地の先生がタブレットPCで観察しつつ,プロジェクタを操作して,書類に直接指示を送ることができます.

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書画カメラシステムを利用して,手元の資料に対してスポットライトによる指示が行なえます. これは,図のように,先生が教示用タブレットPCを利用して,ネットワーク越しに,生徒側の書画システムのプロジェクタを遠隔操作することにより,手元の書類にスポットライトが投射されています.

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書画カメラシステムを利用して,手元の資料に対して手振りによる指示が行なえます. これは,図のように,先生が教示用タブレットPCと,その上方に設置されたUSBカメラを利用して,ネットワーク越しに,生徒側の書画システムのプロジェクタに先生の手振り映像を送ることにより,手元の書類に先生の手振りが投射されています.

アウェアネスの実現

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遠隔地間で共同学習を始める前に行うコミュニケーションをスムーズに開始するために上の図のようなシステムの開発を行っています。 「遠隔地の相手が今何を勉強しているか」を知ることで、誰と共同学習したらよいかが判断でき、そこからスムーズな会話が始まると考えています。

 今後は,これらのプロジェクトを軸として,どの友達と遠隔共同学習を開始するのが最適かを提示するシステムや,共同学習終了後に,会話の内容を復習しやすくするためのシステムを構築していきます.

成果

Conference Papers (in Japanese)


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